About Us
学び、行動し、変革する。
Social Action.orgは、NPO法人ほっとプラスの代表として長年貧困問題に取り組んできた藤田孝典が、次世代のactivistを育てるべく立ち上げたプロジェクトです。
現場での支援活動、言論活動、政策提言などトータルに貧困問題に取り組んできた藤田の経験を継承し、発展させていく学生を育てていくためのプラットフォームを目指し、貧困問題のほか広く社会問題を学ぶ場を提供すると共に、実際に行動し、変革へと結びつけていく道筋を議論していきます。
社会の問題の解決に意欲的で行動力がある、多くの学生の方の参加を期待しています。
ソーシャルアクションとは
ソーシャルアクションとは、ソーシャルワークをする際に、現場の支援にとどまらず、広い意味での社会変革をそこに連動させて、トータルな問題解決に取り組むことです。
それは既存の制度を利用した支援をしつつ、現場のニーズに照らして、何が足りないかを検討し、行政や政治システム、あるいは地域に対して、主体的・自律的に訴えていくことであり、それがなくては、現場の支援は既存のシステムを補完する単なる下請けとして利用されかねません。
また、ソーシャルワークの倫理綱領には以下の一文があります。
ソーシャルワーカーは、差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などの無い、自由、平等、共生に基づく社会正義の実現をめざす。
ソーシャルワークを実践する際に取り組むべき問題は、貧困以外にも、様々な社会問題があります。ソーシャルアクションは、こうした広い意味での「社会の矛盾」に対して決して妥協せず、粘り強く取り組む行いなのです。
主催プロフィール
藤田 孝典
1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学客員准教授。専門は福祉社会論など。元政府社会保障審議会委員。社会福祉士。著書に『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』『貧困世代』『貧困クライシス』など。
2004年から埼玉でホームレスの訪問活動を独自に展開し、2006年NPO法人ほっとポットを設立。2011年、新たな市民のニーズにより即応できる事業体を目指し、NPO法人ほっとプラスを設立。相談、生活支援から政策提言まで総合的ソーシャルワークを実践。
2012〜2013年には厚生労働省社会保障審議会「生活支援戦略と生活保護制度の見直しを検討する特別部会」で、史上最年少で委員を務める。犯罪者や犯罪被害者、外国人などを含む社会的弱者の支援を行い、様々な社会問題と福祉・貧困問題との関連を論じ、福祉実践を通じた社会変革を提起してきた。『下流老人』は、20万部を超えるベストセラーとなり、格差・貧困問題における言論をリードしている。