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第5回 Social Action .org 勉強会開催決定

2018.1.31 fwed 18:00〜

参加希望の方は「参加する」ページの連絡先まで問い合わせください。

※5回目ですが、毎回独立した勉強会の内容となっていますので、初めての方も大歓迎です!

学び、行動し、変革する。


Social Action.orgは、NPO法人ほっとプラスの代表として長年貧困問題に取り組んできた藤田孝典が、次世代のactivistを育てるべく立ち上げたプロジェクトです。

現場での支援活動、言論活動、政策提言などトータルに貧困問題に取り組んできた藤田の経験を継承し、発展させていく学生を育てていくためのプラットフォームを目指し、貧困問題のほか広く社会問題を学ぶ場を提供すると共に、実際に行動し、変革へと結びつけていく道筋を議論していきます。

社会の問題の解決に意欲的で行動力がある、多くの学生の方の参加を期待しています。

ソーシャルアクションとは

ソーシャルアクションとは、ソーシャルワークをする際に、現場の支援にとどまらず、広い意味での社会変革をそこに連動させて、トータルな問題解決に取り組むことです。

それは既存の制度を利用した支援をしつつ、現場のニーズに照らして、何が足りないかを検討し、行政や政治システム、あるいは地域に対して、主体的・自律的に訴えていくことであり、それがなくては、現場の支援は既存のシステムを補完する単なる下請けとして利用されかねません。

また、ソーシャルワークの倫理綱領には以下の一文があります。

ソーシャルワーカーは、差別、貧困、抑圧、排除、暴力、環境破壊などの無い、自由、平等、共生に基づく社会正義の実現をめざす。

ソーシャルワークを実践する際に取り組むべき問題は、貧困以外にも、様々な社会問題があります。ソーシャルアクションは、こうした広い意味での「社会の矛盾」に対して決して妥協せず、粘り強く取り組む行いなのです。

主催プロフィール

藤田 孝典

1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス代表理事。聖学院大学客員准教授。専門は福祉社会論など。元政府社会保障審議会委員。社会福祉士。著書に『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』『貧困世代』『貧困クライシス』など。

2004年から埼玉でホームレスの訪問活動を独自に展開し、2006年NPO法人ほっとポットを設立。2011年、新たな市民のニーズにより即応できる事業体を目指し、NPO法人ほっとプラスを設立。相談、生活支援から政策提言まで総合的ソーシャルワークを実践。

2012〜2013年には厚生労働省社会保障審議会「生活支援戦略と生活保護制度の見直しを検討する特別部会」で、史上最年少で委員を務める。犯罪者や犯罪被害者、外国人などを含む社会的弱者の支援を行い、様々な社会問題と福祉・貧困問題との関連を論じ、福祉実践を通じた社会変革を提起してきた。『下流老人』は、20万部を超えるベストセラーとなり、格差・貧困問題における言論をリードしている。


活動内容

学習会

月に一度の学習会では、藤田自らが、貧困・福祉の分野はもちろん、労働や差別など幅広い分野の問題について自身の実践経験も踏まえながらレクチャーしていきます。

また将来的には、さらに発展して、そうした問題の背景にある社会構造にも目を向け、特に重要とされる社会理論や歴史学などについても、意欲的に学んでいく予定です。

フィールドワーク

Social Action.orgでは、座学での研修とともに、様々な現場でのフィールドワークも随時行います。そこでは、外に出て実際に行動することの意味や意義、難しさを肌感覚で学ぶことができます。

具体的には、生活問題や労働問題の相談現場の見学や、生活保護の申請同行、夜回りへの参加、その他社会問題に関する現場への参加を計画しています。. 

NPO、NGO インターンシップ

ソーシャルアクションを体現するためには、学習会、フィールドワークで学んだことを踏まえて実際にどのような「変革」が必要かを考え、どう実践するのかが大事になります。

そこで、これまで藤田が社会活動を行う中で、連携して問題に取り組んだりして関係のあるNPOやNGOに協力を求め、現場スタッフとの交流し、実際に社会の問題解決するプロセスについて勉強します。


参加する

対象者

原則、社会問題に関心のある20代前半までの若者を対象とします。


連絡先

info.socialaction.org[アットマーク]gmail.com

※参加希望のメールされる際は、ご氏名、お住いの地域(都道府県)、ご所属(大学、学部)などを明記していただけると幸いです。

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